この個人情報保護方針は、私が公開しているすべてのブラウザー拡張機能（以下、「私のブラウザー拡張機能」）に適用されます。
この章では、フェイクタグのオプション・ページについて説明します。
ツール・バーの 
アイコンを右クリックし、メニューから「オプション」を選択すると、オプション・ページが開きます。
拡張機能管理ページ（chrome://extensions）を開き、「フェイクタグ」アイテム内の「詳細」ボタンをクリックすると、フェイクタグの詳細ページが表示されます。その中の「拡張機能のオプション」という部分をクリックすると、オプション・ページが開きます。
オプション・ページの左側にあるメニューからカテゴリーを選択すると、それに対応するサブ・ページが右側に表示されます。
「ブックマーク管理ページを開く」をクリックすると、ブックマーク管理ページが開きます。
「検索演算子」サブ・ページでは、アドレス・バー検索で検索演算子として使う文字（記号）の変更が行えます。
「編集」ボタンを押すと入力ボックスが現れ、検索演算子を変更できる状態になります。「保存」ボタンまたは Enter キーを押すと変更が保存され、「取消」ボタンまたは Esc キーを押すと変更がキャンセルされます。
検索演算子として使えるのは、スペース（空白文字）と認識される文字以外の1文字です。検索文字列が正しく解釈されるよう、タグ名（＝フォルダー名）に使われない記号を設定することをおすすめします。
また、入力ボックスを空にして保存すると、その検索演算子の機能を無効にすることができます。
「メモ」サブ・ページでは、「使用されていないメモ」の確認・削除が行えます。
例えば、架空のサイト「長い物語」（http://longstory.com/）に「文学」、「読みかけ」という2つのタグを付け、「p1024から」というメモを保存したとします。メモは URL ごとにブックマークとは別の場所に保存されます。
※フォルダー ┣ [F1: "文学"] ┃ ┗ [B1: "長い物語"] (=> http://longstory.com/) ┗ [F2: "読みかけ"] ┗ [B2: "長い物語"] (=> http://longstory.com/) ※タグ [B1/B2: "長い物語"] ~ [T1: "文学"][T2: "読みかけ"] ※メモ http://longstory.com/ => "p1024から"
ここでメモを削除せずに2つのタグをはずす（＝ブックマークの削除）と、http://longstory.com/ という URL を指すブックマークがないのに、それと関連づけられたメモが存在するという状況が発生します。
※フォルダー ┣ [F1: "文学"] ┗ [F2: "読みかけ"] ※タグ ※メモ http://longstory.com/ => "p1024から"
このようなメモのことを「使用されていないメモ」と呼んでいます。
「使用されていないメモ」の一覧から削除したいメモを選択し「選択したメモを削除する」というボタンを押すと、選択されたメモが削除されます。
アイコンをクリックすると、すべてのメモが選択されます。
アイコンをクリックすると、すべてのメモが選択解除されます。
この章では、タグによるブックマークの検索をアドレス・バーから行う方法について説明します。
アドレス・バーに # を入力し Tab キーを押すと、アドレス・バー検索が行える状態になります。そこからさらにタグ名を入力していくと、それにマッチするタグが付けられたブックマークが表示されます。
検索ボックスを使ってタグを選択するのと同じ要領で検索結果を選択（ハイライト）し Enter キーを押すと、そのブックマークが指すウェブページが現在のタブに読み込まれます。Esc キーを押すと検索がキャンセルされます。
アドレス・バー検索では、検索演算子という特殊な機能を持ったいくつかの文字（記号）を使うことができます。検索演算子として使う文字は、次章で説明するオプション・ページで変更することができます。
アドレス・バー検索で同時に表示できる検索結果は5つまでとなっています。それ以降の検索結果を表示するには、検索文字列の最後に > をつけてください。
この演算子を n 個つけると、5n+1 件目から 5n+5 件目までの検索結果が表示されます。
tag : 1-5件目 tag> : 6-10件目 tag>> : 11-15件目
複数のタグを & でつなぐと、前章で見た AND 検索と同じ効果が得られます。
タグ名の後に / をつけると、それにマッチするタグの下位（子孫）タグが付けられているブックマークも検索結果に含まれるようになります。
┗ [F1: "アジア"]
┣ [F2: "シンガポール"]
┃ ┗ [B1: "The Straits Times"]
┗ [F3: "日本"]
┗ [B2: "The Japan Times"]
検索演算子は次の例のように組み合わせて使うことができます。
ニュース&アジア/&経済>>
これは「『ニュース』タグと『アジア』タグ（及びその下位タグ）と『経済』タグを AND 検索し、その検索結果の11件目から15件目までを表示する」と解釈されます。
フェイクタグは、ブックマークにタグを付けられるようにするブラウザー拡張機能です。
ダウンロード:
このユーザーガイドは全5章で構成されています。
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$PACKAGE_ROOT/icons/logo{16,24,32,48,128}.png
これらのアイコンは、Ramy Wafaa さんの作品を、公開ページに表示されているライセンスに基づき、私が改変したものです。改変後のアイコンは、クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスに基づきご利用いただけます。
$PACKAGE_ROOT/icons/*.png（上述のファイルを除く）
これらのアイコンは、Google が APACHE LICENSE バージョン2 で公開している Material Design icons です（改変なし）。
この章では、閲覧中のウェブページ（以下、「現在のページ」）をブックマークしたり、作成済みのブックマークを編集したりするためのツールである「ポップアップ」について説明します。
フェイクタグをインストールすると、ツール・バーにこのような（）アイコンが追加されます。このアイコンをクリックするとポップアップが開きます。
拡張機能管理ページで、ポップアップを開くためのキーボード・ショートカットを設定することができます（「拡張機能を有効にする」の項目）。
拡張機能管理ページ（chrome://extensions/shortcuts）
ポップアップを開くと、現在のページがブックマークされていない場合はブックマーク作成画面が、すでにブックマークされている場合はブックマーク編集画面が表示されます。
現在のページがブックマークされているかどうかは、アドレス・バーの中の星型アイコンを見ればわかります。
ブックマークなし
ブックマークあり
必須のフィールドを埋めて下の「保存」ボタンを押すとブックマークが作成され、画面がブックマーク編集画面（後述）に切り替わります。Tab キーで次のフィールドに、Shift+Tab キーで前のフィールドに移動できます。Esc キーを押すか、ポップアップの外側のどこかをクリックするとポップアップが閉じます。
省略可能な「メモ」フィールドはフェイクタグ独自の機能で、入力した文字列は（ブラウザの中の）ブックマークとは別の場所に保存されます。ブラウザの同期機能が有効になっていれば、保存したメモも同期されるはずです。
タグの選択には、検索ボックスを使う方法とタグ一覧を使う方法の2つがあります。
検索ボックス
検索ボックスに文字列を入力すると、それにマッチする選択候補が表示されます。Enter キーを押すと矢印（
）の指す候補が選択されます。候補を直接クリックしても選択できます。矢印は Tab キーまたは ↓ キーを押すと下に、Shift+Tab キーまたは ↑ キーを押すと上に移動します。「新しいタグ」と表示されている候補を選択すると、「その他のブックマーク」タグ（＝フォルダー）の下位に新しいタグが作成されます。候補が表示されている状態で Esc キーを押すと、検索がキャンセルされます。
また、同じ名前の候補が複数ある場合、候補の上にマウス・ポインターを当てると、最上位タグからそのタグまでの「経路」が表示されます。
選択されたタグは検索ボックスの上に表示されます。
アイコンをクリックするとタグ編集画面（後述）に切り替わります。
アイコンをクリックすると選択が解除されます。
タグ一覧
タグの選択は、タグ一覧内のアイテムをクリックすることによっても行えます。 アイコンをクリックするとタグ編集画面（後述）に切り替わります。
アイコンをクリックすると、そのタグの下位に新しいタグ（＝フォルダー）が作成できます。
「編集」ボタンを押すと、そのフィールドの内容を変更するための入力ボックスが現れます。
「保存」ボタンまたは Enter キーを押すと変更が保存されます。「取消」ボタンまたは Esc キーを押すと変更がキャンセルされます。
同じ URL を指すものの名前が異なるブックマークがある場合（下図参照）、「名前」フィールドは下のスクリーンショットのようになります。
┣ [F1: "Foo"] ┃ ┗ [B1: "新しいタブ"] (=> chrome://newtab/) ┗ [F2: "Bar"] ┗ [B2: "NTP"] (=> chrome://newtab/)
「統一」ボタンを押すと、現在のページの URL を指すブックマークがその名前に統一されます。「新しい名前」と表示されている入力ボックスに文字列を入力し「変更」ボタンまたは Enter キーを押すと、その文字列に統一されます。
タグを選択する方法はブックマーク作成画面と同じです。最後のタグを選択解除すると現在のページの URL を指すブックマークがなくなり、画面はブックマーク作成画面に戻ります。その際、メモは自動的に削除されません。メモを削除したい場合は、「メモ」フィールドを空にして保存してください。削除し忘れたメモはオプション・ページで削除できます。
タグ編集画面では、タグ名と親タグの変更が行えます。「戻る」ボタンを押すと元の画面に戻ります。使い方は、複数のタグを選択できない点を除き、ブックマーク編集画面と同じです。
この章では、「ブックマーク・フォルダーをタグとして使う」というのはどういうことなのかを説明します。
ブックマークを整理する方法は色々あると思いますが、ここでは Chrome ブラウザが採用している「フォルダー方式」とフェイクタグが提供する「タグ方式」の違いについて考えます。
下のスクリーンショット及び図はフォルダー方式の例です。フォルダーは概念的にブックマークを収納する入れ物なので、フォルダー名をブックマークを分類するためのキーワードと見た場合、1つのブックマークに関連づけられるキーワードは1つだけです。
┗ [F1: "ニュース"] ┗ [B1: "BBC"]
次にタグ方式の例を見てください。タグは概念的にブックマークに貼り付ける（取り付ける）ものなので、タグ名をブックマークを分類するためのキーワードと見た場合、1つのブックマークに対して複数のキーワードを関連づけることができます。
[B1: "BBC"] ~ [T1: "ニュース"][T2: "イギリス"]
この「1つのブックマークに複数のキーワードを関連づけることができるかどうか」という点が、フォルダー方式とタグ方式の根本的な違いです。
フェイクタグは独自にタグ情報を作成・管理しているのではなく、同じ URL を指す複数のブックマークを異なるフォルダーに入れ、それらを1つの「複合ブックマーク」として扱うことにより、擬似的にタグ方式を実現しています。下の図を見れば、フェイクタグの提供するタグが実は普通のフォルダーであるということがわかると思います。これが「ブックマーク・フォルダーをタグとして使う」という言葉の意味です。
┣ [F1: "ニュース"] ┃ ┗ [B1: "BBC"] (=> https://www.bbc.com/) ┗ [F2: "イギリス"] ┗ [B2: "BBC"] (=> https://www.bbc.com/) ※上の関係を下のように見せている。 [B1/B2: "BBC"] ~ [T1: "ニュース"][T2: "イギリス"]
参考までに、この「疑似タグ方式」の長所・短所をいくつか挙げておきます。
長所：
短所：
次章以降、フェイクタグの具体的な使用方法を見ていきます。
この章では、Chrome ブラウザが提供するブックマーク・マネージャ（chrome://bookmarks）のフェイクタグ版である「ブックマーク管理ページ」について説明します。
ツール・バーの アイコンを右クリックすると表示されるメニューから「オプション」を選択するとオプション・ページが開きます。その左側の「ブックマーク管理ページを開く」という部分をクリックするとブックマーク管理ページが開きます。
オプション・ページ
拡張機能管理ページで、ブックマーク管理ページを開くためのキーボード・ショートカットを設定することができます（「ブックマーク管理ページを開く」の項目）。
拡張機能管理ページ（chrome://extensions/shortcuts）
ブックマーク管理ページの URL は不変なので、ブックマーク管理ページをブックマークして（例えば）「ブックマーク バー」フォルダーに入れておくといったことも可能です。
ブックマーク管理ページは、左側の「タグ選択エリア」、右側大部分を占める「検索結果表示エリア」及び右側上部の「一括操作ツール」で構成されています。
タグ選択エリアでタグを選択すると、そのタグを持つ（＝付けられた）ブックマークが右側の検索結果表示エリアに表示されます。
タグの選択は、検索ボックスまたはタグ一覧を使って行います。使い方は前章で見た通りです。
「すべて選択解除」ボタンを押すと、選択中のタグがすべて選択解除されます。また、検索ボックスが空の状態で Enter キーを押すことによっても同様の効果が得られます。
複数タグの解釈は選択モードによって異なります。選択モードが AND の場合、選択中のタグすべてを持つブックマークがマッチします。選択モードが OR の場合、選択中のタグのうち少なくとも1つを持つブックマークがマッチします。
タグ選択エリア内のタグ一覧には、他の場所で使われているタグ一覧にはない追加機能があります。
特殊タグは特定の条件にマッチするブックマークを表示するための仮想的なタグで、同名のフォルダーが作成されるわけではありません。
あとで見ますが、検索結果表示エリアに表示されている各ブックマークは、チェックボックスを使って選択できるようになっています。この選択状態は検索条件が変わっても維持されます。「選択中のブックマーク」タグは、それらを表示するための仮想タグです。タグのラベルには、選択中のブックマークの件数が表示されます。 アイコンをクリックすると、選択中のブックマークが選択解除されます。
「複数のタグが付けられたブックマーク」とは、下の図が示すように、同じ URL を指す複数のブックマークから成る「複合ブックマーク」のことです。
┣ [F1: "ニュース"] ┃ ┗ [B1: "BBC"] (=> https://www.bbc.com/) ┗ [F2: "イギリス"] ┗ [B2: "BBC"] (=> https://www.bbc.com/) ※上の関係を下のように見せている。 [B1/B2: "BBC"] ~ [T1: "ニュース"][T2: "イギリス"]
「複数のタグが付けられたブックマーク」タグは、これらを表示するための仮想タグです。
複数のタグを付けることと重複ブックマークを作成することは同じことなので、この仮想タグは（非意図的に作成された）重複ブックマークを整理するのにも使えます。
臨時タグは、検索結果に名前を付けて一時的に保存するための仮想タグです（臨時タグの作成方法は後述）。下の例のように、臨時タグを使うと AND 検索と OR 検索を組み合わせることができます。
手順1: [中国] OR [日本] OR [韓国] => [臨時: "CJK"] 手順2: [漫画] OR [アニメ] OR [ゲーム] => [臨時: "サブカル"] 手順3: [臨時: "CJK"] AND [臨時: "サブカル"]
臨時タグを作成すると、その名前が「臨時タグ」欄に追加されます。それを選択すると、保存した検索結果が検索結果表示エリアに表示されます。 アイコンをクリックすると、そのタグが削除されます。
「一般タグ」欄にあるタグ（＝フォルダー）は、 アイコンをクリックすることにより削除できます。ただし、「ブックマーク バー」と「その他のブックマーク」は削除できません。また、選択中のタグ、使用中のタグ（＝空でないフォルダー）、子タグを持つタグは削除できません。
検索結果表示エリアは、「チェックボックス」、「名前／URL」及び「タグ」の3つのコラム（列）で構成されています。
「チェックボックス」コラムのどこか（チェックボックス本体を含む）をクリックすると、該当するブックマークが選択（解除）できます。すでに述べたように、この選択状態は検索条件が変わってブックマークが表示されなくなっても維持されます。
上部にある アイコンをクリックすると、表示中のすべてのブックマークが選択されます。 アイコンをクリックすると、表示中のすべてのブックマークが選択解除されます。
「名前／URL」コラムには、ブックマークの名前（上段）と URL（下段）が表示されます。
URL の部分または 
アイコンをクリックすると、その URL が指すウェブページが新しいタブの中に読み込まれます。
アイコンをクリックすると、前章で見たブックマーク編集画面が開きます。
ブックマークに関するメモが保存されている場合、
アイコンにマウス・ポインターを当てると、その内容が表示されます。
「タグ」コラムには、ブックマークに付けられているタグのリストが表示されます。 アイコンをクリックすると、そのタグがリストから削除されます。
左半分
右半分
一括操作ツールを使うと、タグの追加や削除などの操作を複数のブックマークに対して同時に行うことができます。
一括操作の対象には「表示＆選択中」と「表示中」の2つがあります。「表示＆選択中」というのは「表示中かつ選択中」の意で、表示されていない選択中のブックマークは含まれないことに注意してください（選択状態は検索条件を変更しても維持されることを思い出してください）。
一括操作の種類には、次の5つがあります。
そのうち、「タグの追加」と「タグの削除」については、対象となるタグを選択する必要があります。「タグ」欄の「選択」ボタンを押すと検索ボックスが現れるので、それを使ってタグを選択してください。使い方はすでに見た通りです。
「タグ選択エリア」のセクションで説明したように、「臨時タグ」というのは、表示（＆選択）中のブックマークをさらなる検索のために一時的に保存する仮想タグです。「臨時タグを作成」を実行するとダイアローグが現れ、作成する臨時タグの名前を求められます。名前を入力すると臨時タグが作成され（フォルダーは作成されません）、タグ選択エリアの「臨時タグ」欄に新しいタグが追加されます。
